オレンジ薬局西宮店スタッフです。
オレンジ薬局では、お食事会の前に研修会が行われるのが恒例となっています。
今回の研修内容は久光製薬様協力の元、高齢者疑似体験ということでした。
薬局を利用される患者様の中で高齢者の方はやはり少なくはありません。
疑似体験を通して、高齢者の方々の視点に立って理解を深め、薬局業務に役立てようという趣旨です。
まず体験した中に関節をサポーターで
固定し手首に重りを付けるというものがありました。
これは関節が曲がりにくくなったり、筋力が低下することにより歩く動作や立ち上がったりする動作に負荷がかかるというものです。
←【体験の様子】
実際体験してみると椅子に座るのも一苦労!
高齢者の方がゆっくり座ったり立ち上がったりする理
由がよくわかりました。
歩くのにも杖があった方が歩きやすいので
杖の重要性も改めて確認できました。
次に体験したのは重度の白内障の方の視界の見え方です。
特殊なゴーグルを装着することによってその見え方が体験できました。
↓(ゴーグルなし)
↓(ゴーグル装着)
これは全体が黄色く見え、視界がぼやけるゴーグルを
掛けて文字や硬貨などを判別できるかどうかといった体験です。
赤色や黄色といった文字がまったく見えず、青や黒色の文字は見えやすいので薬局内の掲示物等もそういったことを踏まえて改善できそうです。
もう一つ体験では、手にミトン型の指先が出せる手袋と、つるつるした手袋、この2種類の手袋を使った体験です。
加齢に伴い、油分が低下することで指先が滑りやすく、また関節も曲げにくいので細かな手元の動きが出来ないことを体験しました。
問診票や硬貨の取り出しなど、薬局を訪れた際には細
かな動作を必要とすることがあるので薬局スタッフがどのようにサポートできるかを話し合い意見を交換しました。
今回、高齢者の方々の視点に立って考える貴重な体験ができた研修会となりました。
自分たち薬局スタッフもより高齢者の気持ちを理解したサポートができるようこの経験を活かせていければと思います。
最後に久光製薬様のご協力ありがとうございました!!